「北朝鮮からミサイルが」家の地下にトンネルを作ろうとして労働者を死亡させた男が逮捕される!

事件

ミサイルの恐怖から労働者を死なせた男

米CNNが6月18日付で公開した報道によると、ワシントンDCに住む28歳の男が、家の地下にトンネルを作ろうとして雇った男性を殺害したとして、今年4月に有罪判決が下ったことがわかった。

そのトンネルを作ろうとした理由というのが、なんと北朝鮮のミサイルから身を守るためだったという。

判決が下ったのは、ダニエル・ベックウィット被告(28)。彼は株取引で成功した大金持ちで、ワシントンDCで暮らしていたという。

そんな中で、2017年から2018年にかけ、北朝鮮によるミサイル発射などの威嚇行動が、日本やアメリカを大きく震撼させた。これを受け、両国では核シェルターの需要が一時的に増加したという。

同じようにベックウィット被告も、ありあまる財産で自分の身を守ろうと考えたよう。彼は別宅の地下に核シェルターとなるトンネルを作ろうと、当時21歳だったアスキア・カーフラさんを雇ったという。

モンゴメリー郡の告訴状によると、カーフラさんはメリーランド州の路上で声をかけられ、家を悟られないよう目隠しをしたまま自宅へ連れて行かれたという。この時、ベックウィットは「バージニア州にある秘密の場所に連れて行く」と語ったという。

家に到着すると、地下室にカーフラさんを案内し、その後数日にわたり掘らせていたという。警察の調べによると、掘られていた穴はおよそ61メートル(200フィート)にも及んでいたという。

そして2017年9月、被告の家で火災が起き、カーフラさんはこれに巻き込まれ死亡。

消防は現地の様子を目の当たりにしていたというが、家全体にゴミが散乱し山積みになっており、人も通れないほどの狭さで迷路のような家だったという。

なお、火元は数珠つなぎになっていた延長コードで、弁護士はこれを偶発的に起こったものであり、被告の犯罪行為ではない主張していた。

しかしこの主張は却下され、最終的にベックウィットは第二級殺人で有罪判決に。9年の懲役刑が科せられたという。

 

参照元:YoutubeCNN

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