2名を殺害したパキスタン人の男を、男性6名が取り押さえる!!
中東系移民による犯罪多発により、治安が悪化しているイギリス・ロンドン。
先日11月29日にも、パキスタン系移民の男が刃物を持って暴れ、男性2名を殺害して現場から逃走した。
犯人が現場からロンドン橋の方へ向かうと、なんとそこに鉢合わせた6人の市民が取り押さえたのである。彼らの行動はネット上では「ヒーロー」として讃えられた。
そんな果敢な行動の一部始終がこちらだ。
These fellas are amazing. The terrorist has already killed 2 people, injured others and they chase him down with a whale tusk and a fire extinguisher. He’s wearing a suicide vest which they don’t know is fake.
Incredible. True heroes. #LondonBridge pic.twitter.com/0hduOInM9I— Dan Walker (@mrdanwalker) 2019年11月30日
この日の昼ごろ、ロンドン中心部にある施設にて開かれていた犯罪者更正プログラムの中で、ウスマン・カーン(28)という男が、出席していた男性2名を殺害。
犯人はアルカイダに関連するテロリスト集団に所属しており、2012年、ロンドン証券取引所の爆破とボリス・ジョンソン首相の暗殺を計画したとして、懲役刑となっていた。
その後、犯人は現場からロンドン橋方面へ逃走。「爆弾を持っている」と脅すと、たまたま現場に居合わせた男性6名がとっさに立ち向かったのだ。
動画に映るのは、消火器を持った男性と、長い棒をもった男性。
消火器を吹きかけたり、棒でつついて犯人を牽制すると、スキをついた巨漢の男性がつかみかかった。これにより犯人が転倒しねじ伏せられ、あとから到着した警察に拘束されたという。
犯人を取り押さえた6人のヒーローたち
のちのニュースによると、立ち向かったのは、ポーランド出身の料理人、ルーカス氏、近くのレストランで働いていたモハメド氏、観光案内をしていたツアーガイドのハースト氏とグレイ氏、そして、仮釈放中だった服役囚のジェームズ・フォード氏であったと報じられている。
ルーカス氏はたまたま居合わせた料理人だったが、長い棒をもって立ち向かった。長い棒の正体は北極に住む鯨類の一種、「イッカク」のツノだったという。
モハメド氏はいつものようにレストランで働いていた時に、犯人を見てとっさに飛び出したというが、逮捕後は再び仕事へ戻っていったそう。同僚はその姿に関して、「戻ってきて、何事もなかったかのように皿洗いを再開していた」と語っていた。
ハースト氏とグレイ氏は、当時観光客を乗せて車を運転していたそうだが、犯人を見てすぐに動き出した。犯人に攻撃し手首を踏んで動きを封じるなど、拘束に一役買ったという。
最後のジェームズ・フォード氏は、2004年に殺人事件を起こし終身刑となっていたが、事件当日、犯罪者更生プログラムの参加のため、1日だけ仮釈放されていた身だった。
事件に居合わせ、犯人からナイフを取り上げると、爆発の危険が及ばないように周囲の人を誘導していた。なお、犯人が持っていたと言う爆弾は偽物だったと言う。
残り1名の男性の名前は報じられていないが、ロンドンを救った6名のヒーローに賞賛が集まっている。
テロの脅威に見舞われ続けるロンドンで、人々の心配が晴れる気配はない。だが、今回のような勇敢な市民たちの活躍で、少しでも希望を見出せれば幸いである。
参照元:Twitter、Daily Mail