海岸で拾ったのはお皿ではなく地雷
昨年4月、米フロリダ州の海岸を依頼主の犬とともに散歩していたのはジェイン・ウィルソンさん。彼女は海岸を歩きながら漂流物を収集する、いわゆるビーチコーミングを趣味としているのだが、この日見つけたものは貝殻やシーグラスではなくちょっと風変わりな茶色い円形の物体だったという。
何十年、何百年も前にスペイン船から漂流した年代物かと思い自宅に持ち帰ったウィルソンさんだったが、とんでもないものだったことがこのたび判明した。
なんとコレ、古いお皿ではなく地雷だったというのだ。
9ヶ月間も地雷を自宅で保管していた
そうとは知らなかったウィルソンさんは、表面に張り付いたフジツボなどを取るために、この地雷を他の漂流物とともに9ヶ月間もの間クーラーボックスの中で水に浸していたという。
だが今月7日に地域コミュニティーのウェブサイトに地雷を見つけた男性の写真が掲載されたのだ。その投稿にジェインさんの友人が気づき、そこで初めて危険物であることがわかったのである。
ジェインさんはすぐさま警察に電話すると、自宅から避難するように促されたという。そして、その後回収されたものは地雷と判断されたのだ。
実はこの辺りでは同様のものが頻繁に発見されており、いつ爆発してもおかしくない危険物の取扱いに警察が注意を呼びかけているという。海岸に地雷が落ちているなんて普通では考えにくいことだが、自宅で爆発しなかったことにジェインさんも胸を撫で下ろしていることだろう。