今夜はイグアナが降る?
今年、日本は暖冬だと言われているが、アメリカではこの冬一番の寒さに見舞われているという。異常な寒波は東部だけにとどまらず南部にまで押し寄せており、1月21日、アメリカ国立気象局マイアミ支部は異例の注意報を発令することになった。
Jan 21 – This isn't something we usually forecast, but don't be surprised if you see Iguanas falling from the trees tonight as lows drop into the 30s and 40s. Brrrr! #flwx #miami pic.twitter.com/rsbzNMgO01
— NWS Miami (@NWSMiami) January 21, 2020
今夜は氷点下まで気温が下がるので、イグアナが木から降ってきても驚かないでください。
イグアナが降る?一体どういうことなのか…。
氷点下で冬眠状態に陥るイグアナの習性
実は、イグアナは変温動物のため気温が氷点下以下になると冬眠状態になってしまうのだという。凍えてしまったイグアナは必ずしも凍死するわけではなく、一時的に運動機能を失っているだけなのだが、動けなくなったイグアナが木の上から降ってくるというわけだ。
FROZEN IGUANAS – South Floridians aren't the only ones not used to this chilly weather. With falling temperatures also comes another unusual sight: falling iguanas. https://t.co/uxZXcwpfqg
(Photo: Kay Pavkovich) pic.twitter.com/mHimIM9svg
— WSVN 7 News (@wsvn) January 4, 2018
実はこのイグアナ注意報は以前にも発令されたことがあり、当時もこのような冬眠状態のイグアナが多数目撃されていた。
フロリダ州に住む人たちにとってイグアナは身近な生き物ではあるものの、突然木から落ちてきたら驚いてしまうに違いない。国立気象局マイアミ支部のツイートにはたくさんのいいねがついているが、近年の異常気象で影響を受けるのはどうやら人間だけではないようだ。