【注意喚起】コロナに感染した39歳女性、病床の自分の姿を撮影し重症症状の苦しみを語る

健康

コロナウイルスに感染した女性による生の声

イタリアでの爆発的な感染拡大の陰で、大きく感染者が増えているイギリス。

先日、ロンドンで入院する39歳の女性が、自分の体験した壮絶な症状と、不用意な対策をとる人々へ、一本の動画をアップした。

動画を撮影したのは、タラ・ジェーン・ラングストンさんという女性。彼女はフィットネスが趣味の2児の母で、感染するまで非常に健康だったという。

しかし3月9日、具合が悪くなり病院に行ったというが、軽い肺炎だと診断され、抗生物質を処方され帰宅。だがその晩に急激に症状が悪化し、再び救急車を呼んだという。検査の結果、コロナウイルスが陽性だったことが明らかになった。

英紙「Guardian」の取材に答えたリチャードさんは、その急すぎる体調悪化を見て「非常に恐ろしかった」と語る。

動画は「もし誰かが大事を取らないというのであれば、ただ私を見てください。私は今ICUにいます。これ(酸素吸入器)がないと息ができません。」という言葉で始まる。

ラングストンさんの両手にはチューブが取り付けられ、カテーテルもさしているという。息を切らせ憔悴しきっているが、これでも以前より10倍以上楽になっているという。

その痛みは、「まるで肺にガラスを入れられているようだった」と語る。この苦しみに、前週の金曜日から家族に一度も会っておらず、たった一人で戦ってきたという。

その上で、タバコをまだ吸っている人はすぐに止めること。「そんな肺でも必要」と語気を強めた。

そして最後に、「繰り返します。とにかく大事をとって。もしかかったら本当にひどくなります。」と警告した。

夫のリチャードさんによると、この動画の後徐々に回復し、5日後の3月20日に退院したという。

イギリス国内でも、ボリス・ジョンソン首相が不必要な会合や旅行を避けるよう国民に求めているが、危機感は薄い。3月17日の祝日「セント・パトリックデー」でも、多くの人が賑わっていたという。

(3/27、そんなボリス・ジョンソン首相も新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たという。)

日本国内でも自粛疲れが目立ち、「そろそろ普段通りに戻りたい」という人が増えてくるだろう。だが、今回の動画を見て、用心を続けて欲しい。

 

参照元:FacebookBusiness Insider

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