警察官が反省文をかかせる?
4月から始まっているインド各地のロックダウン。呼びかけを行うほかにも、コロナウイルスの形をしたヘルメットで威嚇するなど、警察は様々な取り締まりを行っているという。
そんな中、インド北部の都市リシケシュに滞在していた10名の外国人観光客が、外出禁止令を違反した。これにより警察は、「すみませんでした」を紙に500回書かせるという罰を与えたと発表している。
4月12日(日)の警察の発表によると、確認されたのは、イスラエル・メキシコ・オーストラリア・オーストリアからきた観光客10名。彼らはリシケシュ市内を喋りながら歩いているところ、警察に捕まった。
ロックダウン中は、食品や薬を買いに行く場合のみを除いて、家や宿泊場所を出ることは許されない。
担当した警官のビノッド・シャルマ氏は逮捕せず、その場で「ロックダウンのルールに従わず申し訳ありませんでした。」という文字を500回紙に書かせたという。
なお、今でもインド国内には多数の観光客がいるというが、すでに700名以上の違反行為が確認されている。シャルマ氏は、「普通ではない罰を与えたのは、彼らに重大性を知らしめるため」と明かした。
警察は地元のホテルに対し、地元民が同行している場合にのみ、外出を許可するよう指示すると述べている。
また別の州でも、外出禁止令に違反した9名を逮捕したと報じられている。
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北インドの都市リシケシュは、1968年にビートルズが滞在していたことで知られる観光地。
数々の名曲が生まれた地であり、世界各国から観光客がたずねる名所として有名だ。