公園に貼られてた「彼女募集中」の張り紙
他人としっかり距離を取り、外出はせず、密接な交流を控える・・・こんな日々が1ヶ月以上続いていると、そろそろ人肌恋しくなってくる人が増えてくることだろう。一人暮らしだとなおさらである。
今回も、そんな独身生活を抜け出したがっているある男性が、公園に怪文書を貼り付けたらしい。
NYC man hangs fliers seeking 'germ free' girlfriend during coronavirus https://t.co/KGBUcarufA pic.twitter.com/14ffa8l3q2
— New York Post (@nypost) 2020年4月7日
貼られていた場所は、新型肺炎の感染爆発の最中にあるアメリカ・ニューヨーク。中心部にあるセントラル・パークを軽くジョギングしていた人が、木に貼り付けられている紙を発見した。
「コロナウイルスに向け(そしてそれ以降も)、彼女でいてくれる子を探しています。
健康、魅力的、よく働く30台前半の男です。」
彼女の条件は、健康でフィットネスが好きな清潔な女性のようだ。セントラルパークをジョギングするだろう元気な独身女性を狙い撃ちしているという訳である。
これを見たNew york post紙は、下に書いてあるメールアドレスからご本人にインタビューを決行。彼はブラッドさんという方で、快く取材を受けてくれたという。
「ロックダウンが始まった当初も独り身で、どうすればデートができるか悩んでいました。
社会的距離を取らなければならないので、新しい人との出会いが非常に難しいです。それに、みんなマスクをつけていて近寄りがたい状態です。
とてもデートに誘ったり、ナンパをできるような状態ではありません。
だから、今はじっくりと時間をかけ、閉鎖的で密接な関係を作れる人を探しています。」
ブラッドさんは、出会い系サイトやデートアプリよりも、チラシの方がターゲットを絞っているため、理想の女性が見つかると思って貼り付けたのだそう。
一見アナログすぎる方法ではあるが、効果はとても大きい様だ。すでに数名の素敵な女性からメッセージを受けとったそうで、2メートル離れてのデートもすでに成功しているという。
さすがに今の時期に見ず知らずの人と触れ合うのは危険だが、ブラッドさんはそのリスクもわきまえて出会いを楽しんでいるようだ。
もしかしたら、こうした危機の中にこそ、お互いを思いやれる純粋な出会いがあるのかもしれない。