母は強し!我が子を救うためワニに立ち向かったお母さん
とあるジンバブエに住む女性が、3歳の我が子を救うため、大きなクロコダイルと素手で格闘したとして話題になっている。
注目を浴びているのは、2児の母であるマウリナ・ムシシニャナさん(30)。彼女は当時、義理の姉妹とお子さんを連れ、ゴナレゾウ国立公園近くの川で遊ばせていたという。
しかしそこに近づいてきたのは、川に棲むクロコダイル。マウリナさんが悲鳴を耳にし顔を向けると、そこにはワニに噛みつかれ川に引きずり込まれかけている息子さんの姿が。
マウリナさんは子供を救おうととっさに飛び出し、ワニの鼻の穴に手をつっこんだ。これは地元の村長から習ったテクニックで、ワニの鼻を強く押すと、息ができなくなり力が抜ける習性があるという。
ワニがひるんだ隙に、もう片方の手で息子さんを引き離し安全を確保。マウリナさんも腕を噛み付かれてしまったが、大きな怪我には至らなかったという。
その後すぐに病院へ向かい、入院することに。息子さんは一時呼吸困難に陥っていたというが、命に別状はなく、現在はゆっくり回復しているという。
現地メデイアのインタビューの中でマウリナさんは、「今でも子供をワニから救出しただなんて自分でも信じられません。」と胸中を語っている。
マウリナさんが戦ったクロコダイルは、体長は平均4メートル、重さ220キロにも及び、ジンバブエでは毎年200人が噛まれ死亡する事故が起こっているという。今回のワニへの攻略法は、地元住民に伝わる知恵といえるだろう。
凶暴なワニに立ち向かうだなんて、「母は強し!」と思えるような出来事であった。
参照元:Daily Mail、Youtube