【ドラマのよう】陣痛を催した妻を病院に連れて行こうと決死のカーチェイス!爆走する車の中で妻が出産

事件

妻のため・・・夫がパトカー2台とカーチェイス

新型肺炎が世を騒がせている昨今。そんな中、まるでドラマのような出来事がイギリスで起こった。

4月24日の英紙「The sun」の記事によると、イギリス・ブリストルで看護師をしている女性が、パトカーに追われる車内で女の子を出産したという。

運転していたのは彼女の夫で、当時時速144キロ(時速90マイル)で走行しており、パトカー2台に追いかけられていたという。

事件が発覚した当初、夫のヒュビー・イリアンさん(43)は赤信号を無視し警察に目をつけられた。

そのまま16キロほどカーチェイスが続くと、車は市内にある聖マイケル病院に駐車。警官らが近づくと、イリアンさんは両手を挙げ車から出てくると、「妻に赤ちゃんが生まれました!」と叫んだという。

出産した妻のマリー・ヘッドさん(40)はこのことについて、「イリアンは私たちをできるだけ早く病院に連れて行こうとしてくれたんです」と説明している。

今すぐにでも生まれそうな状況に

夫妻は当時、ロックダウンの影響で自宅隔離を行なっており、友人とネットのビデオ通話を楽しんでいたという。しかし突然、マリーさんは激しい陣痛を催し始め、慌てたイリアンさんが救急車を呼ぼうとするも「一刻も早く車で行こう」という話になったという。

長女のソフィアちゃんは後部座席に座らせ、マリーさんは助手席に。イリアンさんが猛スピードで車を走らせていたというが、同時に、混乱するソフィアちゃんをなだめながら運転していたという。

後ろにはクラクションを鳴らし、ライトを照らすパトカーも追いかけてきていたが、イリアンさんもクラクションを鳴らし通りの車を退けながら走行を続けた。

そんな中、助手席でマリーさんが出産。この時のことをマリーさんは、「病院まで急いでいる時に無事生まれるだなんて奇跡です。」と語っていた。

病院の駐車場で事態を把握した警官たちは、マリーさんと赤ちゃんの姿を見て、今回の出来事を見逃すよう判断してくれたという。

地元警察はこの件について、「パトロール中、午後5時25分ごろに信号無視する車を発見し、警告をしました。運転手は、妻が車の中で出産していると説明。罰則は与えておりません。夫妻の健康を祈ります。」とコメントしていた。

誕生したのは女の子で、イリーナちゃんと名付けられた。健康上に問題はなく、マリーさんの体調も安定しているという。

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まるでドラマのような出来事である。新型肺炎の影響で救急車が利用しづらい中、お父さんの頑張りが実って幸いである。

イリーナちゃんの誕生のエピソードは、一生の語り草となることだろう。

 

参照元:The sunTwitter

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