外出自粛を破ったらお化け屋敷に閉じ込めるぞ!
先日edamame.では、インドネシアのとある村にて外出自粛を促すために幽霊を利用しているというニュースをお届けしたばかり。
では、インドネシアの人々が外出自粛を無視したらどうなるのか。その答えはこちらである。
こちらの明らかに不吉な雰囲気のお家。なんと、外出自粛を無視した者に対し、地元でも有名な心霊スポットを隔離場所として選んだのである。
これを決めたのは、インドネシア中央ジャワ州スラゲン県の首長。
4月10日から始まった首都ジャカルタのロックダウンを受け、都市圏からの人の流入が相次いでおり、同県では移動してきた者に14日間の自己隔離を命じていた。
しかし、移動者の中には無視する者も続出。これを受け首長のクスディナール・ウタン・ユニ・スコワティ氏は、街にある廃墟を隔離施設にするよう考えたという。
地元メディア「Coconut Jakarta」インタビューにおいてスコワティ氏は、「彼らが自己隔離命令を無視する場合、いくつかの村にある廃校になった小学校や廃墟となった家を利用し、隔離できるよう、各村の役人が許可を求めてきました。私は許可し、必要な場合は、たとえそこがお化け屋敷だろうと彼らを閉じ込めておくべきです。」と明かしている。
そのうちの一つ、スラゲン県にあるプルプ村では、水田の真ん中にポツンと建っていた廃墟が隔離施設として利用されている。すでに2名の違反者がその不気味な場所に閉じ込められているというが、食料を支給されつつ、も定点カメラによる監視下に置かれているという。
インドネシアの人々が、どれだけおばけを怖がっているかわかる出来事である。「違反したら14日間幽霊と寝ることになるぞ!」といえば、現地ではきっと抑止力となるのだろう。