【闇のゲーム】じゃんけんで5000万円の借金を背負わされた男性の支払いが裁判で無効になる

おもしろ

じゃんけんぽん!で支払い地獄

お金がらみの取り決めとなると、誰でもとても慎重になるはず。だが今回の男性は、愚かにもじゃんけんで決めてしまったらしい。

2011年1月、カナダに住むエドモンド・マーク・フーパーさんという男性が、友人のマイケル・プリミュー氏とじゃんけんで約5000万円(51万7000ドル)を賭けた大勝負に出た。

しかし、フーパーさんはこれに敗北。大金を支払うはめになってしまったが、到底払うことができず、家を抵当に入れることを余儀なくされた。

それでも返済は厳しく、2017年にフーパーさんはプリミュー氏を提訴。最高裁判所の裁判官は「じゃんけんは単なる運ではない」と認め、契約を無効にする判決を下した。

更にじゃんけんに関して、「特定の状況において、じゃんけんの手をだす速さや、観察能力、戦略など、当事者にはスキルが要求される」と明言。賭けられた金額もあまりに過剰すぎると判断した。

またこの判決は控訴され、今年4月17日にも裁判が開かれた。一審とは少々異なる裁定が下り、「このゲームには運が大部分を占めており、テクニックはあまり要さない」と判断されたが、やはりここでも「賭け金が過剰すぎる」という一審の判決が支持された。

・・・・・・・・・・・・・・・

じゃんけんについて真剣に法廷で争われるのはあまりにもシュールである。5000万円が賭けられたことで、じゃんけんは人生を崩壊させる闇のゲームとなってしまったようだ。

 

参照元:CBC

あなたにおすすめ

記者紹介記者一覧

手羽先

可愛い動物だけでなく、オフビートでシニカルな笑いをお届けできればと思います!

この人が書いた記事記事一覧