じゃんけんぽん!で支払い地獄
お金がらみの取り決めとなると、誰でもとても慎重になるはず。だが今回の男性は、愚かにもじゃんけんで決めてしまったらしい。
A man who bet big in a best-of-three game of rock, paper, scissors has been saved from his debts by the Quebec Court of Appeal https://t.co/uB5MKO5y6q
— SkyNews (@SkyNews) 2020年4月26日
2011年1月、カナダに住むエドモンド・マーク・フーパーさんという男性が、友人のマイケル・プリミュー氏とじゃんけんで約5000万円(51万7000ドル)を賭けた大勝負に出た。
しかし、フーパーさんはこれに敗北。大金を支払うはめになってしまったが、到底払うことができず、家を抵当に入れることを余儀なくされた。
それでも返済は厳しく、2017年にフーパーさんはプリミュー氏を提訴。最高裁判所の裁判官は「じゃんけんは単なる運ではない」と認め、契約を無効にする判決を下した。
更にじゃんけんに関して、「特定の状況において、じゃんけんの手をだす速さや、観察能力、戦略など、当事者にはスキルが要求される」と明言。賭けられた金額もあまりに過剰すぎると判断した。
またこの判決は控訴され、今年4月17日にも裁判が開かれた。一審とは少々異なる裁定が下り、「このゲームには運が大部分を占めており、テクニックはあまり要さない」と判断されたが、やはりここでも「賭け金が過剰すぎる」という一審の判決が支持された。
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じゃんけんについて真剣に法廷で争われるのはあまりにもシュールである。5000万円が賭けられたことで、じゃんけんは人生を崩壊させる闇のゲームとなってしまったようだ。
参照元:CBC