【えらい!】ATMの脇に現金1400万円が!?ネコババせず通報した学生に警察が感謝状

カルチャー

目の前の1400万円をネコババせず・・・

アメリカ・ニューメキシコ州アルバカーキから、まるで童話のようなニュースが飛び込んできた

地元に住むホセ・ヌニェス・ロマニスさんは、2人の弟と妹の面倒を見ながら勉学に励む大学生。5月3日、通販で使ったお金の支払いのために、近所のATMを利用したという。

すると、その横には高さ30cmほどの袋が放置されていた。中身を覗くと、なんとその中には中には20ドル札と50ドル札が大量に入っていたのである。

普通の人なら、ちょっとくらい貰ってもバレないだろう・・・と邪な考えが頭をよぎるに違いない。しかしホセさんは、札束に驚きつつも警察に通報したのである。

ホセさんはCNNの取材に対し、「貰おうとは夢にも思わなかった。ただ驚いて、どうすべきか・・・とひたすら考えていました。」と話しており、「逆にいたずらだったり、後ろから悪い人に捕まって誘拐されるのでは」と考えていたそう。

またこの時、脳裏には「しっかり働きなさい。盗んだお金は永遠に身につかない」というご両親の教えがよぎったという。ご実家では厳しく育てられ、悪いことをすれば、お父さんやお母さんにサンダルで叩かれるのが日常茶飯事だったそう。

通報を受け駆けつけた警察官にその札束を渡し、署にて金額が確認されたところ・・・・中身は合計13万5000ドル、日本円にしておよそ1400万円だったことが発覚。

その日は1日該当のATMは休止となり調査が行われ、銀行の契約業者がATMに補充するためのお金を置き忘れたことが原因だと判明した。

担当警官のサイモン・ドロビク氏は、「人生を変えかねないほどの高額なお金だったのに、彼が選んだのは・・・誠実で正しい選択でした。」と彼を称賛している。その後の5月9日木曜日、ホセさんはこの行いを讃えられ、アルバカーキ警察署から表彰状と記念品が贈呈された。

さらに、地元アルバカーキのラジオ局からもプロバスケ選手のサインボールが贈られたり、他にも3つの地元企業が、それぞれ500ドル(約5万円)のプレゼントを申し出たという。

CNNのインタビューにて、ホセさんは「母には『正しいことをした』と褒められ、とても誇りに思ってると言われました。」と締めくくっていた。

 

参照元:CNNFacebook

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