「寂しいし…」ホールにマネキンの生首を借りたオーナー、無断で営業してると勘違いされ通報される

カルチャー

いやいや、これマネキンですって!

ロックダウンの影響で、飲食店のほとんどは営業自粛かテイクアウトのみとなっている。

今回紹介する、オーストラリア・ブリスベンのお店もその一つ。普段はヨーロッパ風料理店として営業しているが、今はテイクアウト専門となっており、オーナーはガランとした店内を寂しく感じたそう。

そこで編み出したアイデアがこちら。

マネキンの生首を置くというもの!

一見するとオーナーの精神状態を疑ってしまう不気味度だが、ご安心ください。これらのマネキンは、営業を自粛している隣の理髪店から借りたものだそう。

この試みが行われたのは、ブリスベンにあるThe continental cafeというお店。

オーナーのビュー・ダウンさんは、「空っぽのレストランはみんな好きじゃないですからね。それが設置した理由ですよ」と、地元テレビ局「10 News First」に語る。

普段だと座席は7割は埋まっているといい、お客さんが大きな声で笑ったり、写真を撮ったりする音で賑わっていたという。

しかし、今回のロックダウンの影響で、店内は不気味なほど静かになっている。ただ、皮肉交じりにも、少しこの状況を楽しんでいることが、今回のアイデアのきっかけでもあるそう。

そんな中、思わぬトラブルが。

勘違いした自粛警察が通報!

オーストラリアにも、自粛していない店を脅す”自粛警察”のような人がいるようで、なんと、店の中に人がいると勘違いされて通報されてしまったのである!!

駆けつけたクイーンズランド警察の担当者が、窓の外からライトを照らして確認したというが、入ることを躊躇していたという。そして問題がないことをダウンさんが伝えると、警察官は笑って帰っていったという。

この試みは営業再開までするそうで、ダウンさんは一刻も早く、本物の人間がお客さんとしてきてくれることを祈っているという。

取材の最後では、「このレストランは、私やうちの家族にとって、食べ物を提供するだけのものではないのです。地域やコミュニティとのつながりです。この出来事が話題になって、レストランに興味を持ってもらえれば」とダウンさんは明かしていた。

マネキンの生む心理的効果は大きいようだ。少しでも早く、世界中のレストランに活気が戻ることを祈るばかりだ。

 

参照元:10 Daily NewsFacebook

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