棺桶の小窓から死者が手を振った!?
文化や宗教によって死者を葬る方法は異なるが、死者の復活には体が必要という概念がある地域では土葬が多く見られる。
そんななか、葬儀の途中で目撃された不思議な現象が話題となっているという。
それは、棺桶の小窓から死者が手を振るような現象がカメラにおさめられていたというものだ。
遺体は死後も動く可能性がある
これは5月5日にインドネシアのマナドで執り行われた葬儀の様子だが、司祭が「神はヨハネの書の中でこう言いました。私は復活であり命です。私を信じる人なら誰でも死後でも生きることができます。」と祈りを捧げたその時、棺桶の透明な小窓から何かが動いて見えたのである。
それはまるで遺体が手を振ったかのように見え、地元メディアで報じられると「何かが反射しただけでしょ?」「もしかしてまだ生きてたんじゃないの?」「死後も体が動くって聞いたことある」「葬儀の様子を撮影するなんて」など様々なコメントが寄せられた。
オーストラリアのセントラルクイーンズランド大学の研究者らの発表によると、遺体は外部からの支援なしでも体の位置を変えることがあり、2019年の研究で遺体は死後も動く可能性があると明らかにされたばかりだ。
実際に、オーストラリアにある死体農場ではタイムラプス動画で死体の腐敗の様子を17ヶ月間撮影し続けていたというが、死後1年以上経過してもその腐敗過程において体全体が移動し続けていたことが報告されている。これはミイラ化する死体において靭帯が乾いたことにより、靭帯が収縮するためではないかと考えられており、今回の動画もその可能性があるのかもしれない。