インスタでは金持ちが注目される!(強盗にも)
海外のインスタでは、豪華な家や車、ブランドもので固めたユーザーほど人気を獲得することが多い。もちろん、お金持ちは多くの人にとっての憧れだからだ。
しかし、こうやって金持ちアピールばかりしていると・・・もちろん悪い奴らにも狙われるのだ。
被害にあったのは、イギリス・マンチェスター在住のトレーダー、キーラン・ハミルトン(21)。
彼はもともと労働者階級出身の貧しい青年で、高校を中退後、Youtube動画などで独学で暗号通貨の取引について学んだ。携帯電話店で働いて得た給料をすべてつぎ込み、成功を収めたという。
過去にも一度、ハッキングで40万円を盗まれるという被害にあったこともあったが、それでも負けじと投資を続け、現在では月に600万円を稼ぐようになったとアピールしている。
ところが、今年5月にもふたたびアクシデントに見舞われた。
彼は自宅で就寝中、階段から足音が聞こえ、ペットのフレンチブルドッグが鳴いているのに気づいたという。不思議に思ったキーランがベッドから飛び出し音のする方へいくと、ナタをもった二人組の男に遭遇。
男たちはマットレスを裏返すなどして金や麻薬、時計を探していたというが、「僕は持ってない」と返事をした後、激昂され殴られたという。相手は刃物を持っていたため、抵抗する手段もなく、三回殴られた後に失神したふりをした。
強盗らはその間に、愛犬とスマートフォン、ノートパソコンを盗んでいった。
その後、すぐさまキーラン氏は愛犬の捜索を開始したため、幸いにもマイクロチップによって発見されたという。
インフルエンサーへの犯罪被害
キーラン氏によると、強盗たちが麻薬を求めていたのは、彼の短期間の成功は麻薬犯罪によるものではないかと地元で噂になっていたことも一因だという。地元の人々からはしばしば、「労働者階級出身で、麻薬犯罪に関与することなく金持ちになることは不可能」と言われていたそう。
こうした噂から、オンライン上での存在感も相まって、金持ちの麻薬の売人として目をつけられ標的にされたとみられている。マットレスの裏を探していたのは、麻薬犯罪者が現金を隠す場所としてよく使われているからであるとのこと。
こうしたインスタグラムでの金持ちアピールによって、過去にもたくさんの強盗被害がでている。例えば、キム・ガーダシアンは2016年にパリで銃を突きつけられたり、元サッカー選手もスキー場で家族とバカンス中に強盗にあったことがある。いずれの有名人も、インスタグラム上に豪華な写真を位置情報付きで投稿していた。
ブランドもの自慢は日本のインスタユーザーの間でも普通にみられるものだが、あまり見せびらかすのは不用意かもしれない。