差別的な白人の若者の新しい流行が問題に
5月25日に発生したジョージ・フロイド氏の死亡事件を受け、デモや抗議行動が広がるアメリカ。一方で、彼らデモ隊の怒りに対し、さらに油をそそぐような流行がSNS上で始まっているという。
This is sickening and deeply disturbing that there is a George Floyd challenge going around in the US. #blacklivesmatter pic.twitter.com/N8gq6MKHpx
— Ahmer Khan (@ahmermkhan) June 4, 2020
ご覧のように、ジョージ・フロイド氏の死亡した状況の真似をするというもの。
主に白人の若い男性の間で流行しており、チャットアプリ「スナップチャット」上にて「#GeorgeFloydChallenge」というハッシュタグを題して投稿されているという。
スナップチャットは友人同士で画像を送り合い、画像を閲覧したらすぐに消えるというシステムになっている。今回の画像は、友人同士のふざけた写真が流出したと考えられる。
ツイッター上には怒ったり呆れる人が続出し、「なんだこれ。最低な写真だな」「これがトランプ支持者たちだ」「こんな奴らが同じ世界に生きてて欲しくない」といったコメントがたくさん寄せられていた。
そんな中、このチャレンジを行なった少なくとも3名のユーザーが仕事を解雇されたり、逮捕される事案が続出している。
そのうち、イギリスに住む19歳と18歳の少年二人が憎悪犯罪の疑いで逮捕されており、スコットランドで警察官として働く26歳男も解雇されたことが報じられている。
人種差別をあおるような白人至上主義者の写真からは、根深い悪意のようなものが感じられる。決して許してはならないだろう。