一つの区画が丸ごと・・・
6月3日、ノルウェー北部にあるアルタという街で、大規模な地滑りが発生した。
この瞬間を地元に住む男性がドローンで捉えたというが、家があっけなく流されていく光景に、人々は衝撃を受けているという。
立っていた家々が、まるでミニチュアのように丸ごと海に飲み込まれてしまった。
この災害で9件の家が全壊してしまったが、幸いにも住民は避難済みでけが人はいなかったという。
流された土地の全長は約800m。地元警察は取材に対し、「けが人は確認されなかったものの、新たな地滑りが発生する可能性があるため警戒を続けている。」と述べている。
そんな中で、犬が1匹だけ残されていたようで、自力で泳いで帰ってきたという。撮影者の男性が発見した時は、泥だらけになって怯えている様子だった。
人間を見つけて駆け寄ってくる姿を見ると、さぞかし怖い思いをしたのだろう。
ノルウェーは柔らかな粘土状の土壌でできており、このような地滑りが頻発している。大雨や波によって土地が柔らかくなると、バラバラになり地面が丸ごと持っていかれることがあるという。
特に、今回取り上げているリアス式海岸だと、大雨との相性は最悪で、特にひどい地滑りが発生することもあるという。
日本にも同様に地盤が不安定な場所が多く存在する。こうした自然災害を受けないためにも、家を建てる土地はしっかり吟味したいものだ。
参照元:Daily Mail、Facebook [1]、[2]、
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