ロシアにあるレストランのシェフたちが全裸抗議!
6月9日、3月からロシア国内で実施されていたロックダウンが解除されたが、現在も感染者は増加を続けている。そのため、一部店舗の再開が許可されたのみで、ほとんどの小売店はいまだ営業が禁じられている。
その間、日本の飲食店同様、レストランやカフェの従業員たちは無収入という苦境に立たされている。
これを受け、「このままでは食べていけない!」と考えた各地の飲食店が、ある抗議行動にでた。
そう、従業員とシェフ総出の全裸抗議である!!
この動きは、インスタグラムやツイッターのハッシュタグから始まり、早期の営業再開を求めているというもの。
英紙「Daily Star」がカザン市にあるバー”Relab Family”のオーナーに直撃したところ、その意図は「私たちは無一文であるということを示すために裸になっている」とのこと。
カザン市は6月11日から屋外テラス席のみ営業再開が許可されているものの、他の店舗はいまだ禁止されている。
他にも、シベリア・ノボシビルスクのシェフの投稿には「私たちはストリップショーをしたりするつもりではなく、望んでいるのはたった一つだけです。スーパーやショッピングモール、美容院や公共交通機関よりも感染リスクは高くない。」と綴られていた。
また、ノボシビルスクの飲食店の営業再開の目処はたっていない。
プーチン大統領の発表によると、完全なる営業再開は6月23日を予定しているという。
これは24日の軍事パレードに合わせた動きとされているが、現在もロシア国内の感染者は世界で三番目に多い48万人を記録しており、国内の専門家は時期尚早であると訴えている。
また、今回紹介した飲食店従業員とは正反対に、「ロックダウンを続けるべき」と訴える医師らが裸になる抗議をしているという。
参照元:Daily Star、Instagram [1]、[2]、[3]