大麻の違法栽培で逮捕!
オーストラリア・ノーザンテリトリー州在住の61歳の男が、何者かに家に侵入され大麻を盗まれたとして警察に通報した。
ところが、というかやっぱり、その男は逮捕される羽目になったという。
Man growing cannabis for 40 years turns himself in https://t.co/QyqjRtYja6
— MSN Australia (@MSNAustralia) June 10, 2020
逮捕されたのは、ウィリアム・ポイントン(61)。通報した当時、警察には「若者が家に押し入ってきて大麻の鉢植えを盗んでいった」と話していた。
警察が到着すると、ポイントンは家の中に招き、屋内の取り調べに応じたという。警察は、高さ1.5メートルほどにまで立派に成長した大麻を大量に見つけたため没収したという。
今年6月に行われた裁判にて、ポイントンは大麻は違法であるべきではないと主張していたが、一方で、子供の手が届くようにはしてはならないという持論があると述べていたという。
弁護人のノア・レドモンド氏は、「彼が自分自身で警察を呼んだということはとても重要な点です。」「ポイントンは子供が大麻を吸うことを防ぐために警察に電話をしたのです。」と主張している。
法廷では、ポイントンが過去数十年に渡って大麻を栽培していたが、営利目的ではなく、友人の間で食べ物や商品、労働力と交換するためだったという主張が聞けた。
また弁護人は、ポイントンは大麻の栽培は違法であることを認識していることを強調した。検察側も同様に、「ポイントンは聴取に協力的で、大麻の栽培を約40年間行なっていたことを全面的に認めた」と話していた。
ちなみに、オーストラリアでは2019年から大麻は合法化されているが、許可を得た栽培・使用は処罰されないだけで、これまで通り販売は処罰の対象となる。また、18歳未満の未成年の所持・使用も法律で禁じられている。