最前線で頑張った医療スタッフに・・・
コロナウイルスの感染拡大のピークを過ぎ、そろそろ終わりが見てきたという国も少なくはない。この数ヶ月にわたる戦いの中、医療スタッフらはくたくたになっていることだろう。
そんな彼らに対し、あのパーティー・アイランドから、各国の医療スタッフの元に素敵なオファーが届いた。
提案をしているのは、地中海に浮かぶスペインの島、イビサ島。世界遺産を巡るもよし、自然や海で遊ぶもよし、パーティーでハメを外すもよしの至れり尽くせりの島である。
今回、イビサ地方政府は「Together for healthcare heroes」というキャンペーンを開設し、医療スタッフの努力を讃え、
すでに60箇所以上のホテルと提携しているというが、スポンサーを更に増やすことを見込んでおり、目標は1000件以上と公表している。
対象となるのは、ヨーロッパ全域のコロナウイルスのホットスポットにある病院、老人ホーム、ホスピスのスタッフとその家族。2021年度の4月、5月、10月に数千人の利用者を迎え入れる予定を立てている。
このアイデアは、感染が広まり始めた今年3月にすでに生まれていた。イビサ島の観光評議員のファン・ミゲル・コスタ氏は、開催に向けて次のように話している。
「このキャンペーンは、命を危険に晒しながらもケアをしてくれた人々に、私たち全員は力を合わせ、高い期待に応えうる素晴らしい休日を提供することを目的としています。
私たちの家族、友人、地域住民の命のために戦っている人々に、どうやったら感謝が伝えられるでしょう?
患者の命を最優先してくれた人々に報い、祝福しようという気持ちが変化の原動力になっています。
この未曾有の時代は、特別な人にスポットライトが当たる。
ホテルや家の宿泊を贈ることで、命を預かってくれた人々に感謝を示したいのです。」
予約は6月18日より開始しており、来年のキャンペーン開始時期まで続くという。
また、トルコ航空とも提携しているため、医療従事者とその家族は40%オフでチケットが購入できるという。
医療スタッフへの感謝と同時に、イビサ島の経済の活性化も見通せる今回のキャンペーン。こうしたキャンペーンがあるだけでも励みになるに違いない。