【差別をなくす】アジア系家族に人種差別をした男を強い態度で追い出したウェイトレス 人々に感動が広がる

事件

差別発言を続ける男を追い出す女性店員

世界情勢の影響かアジア系への差別が増えているアメリカが、それをなくそうと努力している人はたくさんいる。

今回紹介する飲食店の女性は、その毅然とした対応で大きな賞賛を得た。

出来事が起きたのは、アメリカ、カリフォルニア州カーメル・バレーにある飲食店。

7月4日夜、この店で誕生日のお祝いをしていたアジア系の家族が、近くに座っていた男に中指を立てられ、差別的な言葉を浴びせられた。のちの報道で、一家は26年アメリカで暮らしているというが、初めて露骨な人種差別を受けたと話す。

動画の撮影者であるジョーダン・チャンさんが「もう一回言ってみろ」と言い返すと、さらに悪質な暴言を吐きつづけたという。

それを見たウェイトレス、ジェニカ・コクランさんは堪え兼ね、「今すぐ出て行け!」と発言。

更に、「出て行け。ここにいるのは許さない。あなたのような人間が私たちの客と話すな。彼らは大切なゲストだ。二度と来るな!」と強く対応した。

男は面を食らったのか、「アジア人のクソ野郎が」と漏らし、店から出て行ったという。

この男の正体は、サンフランシスコにあるIT系会社「Solid8」のSEO、マイケル・ロフトハウス。当時一人で食事をしていたようだが、テーブルを変えたり、料理を何度も突き返すなど問題行動が目立っていた。しかも、その日は一晩中いたという。

最終的に、男の矛先は近くで楽しんでいたアジア系の一家に。

それを目の前にしたコクランさんは、ABCニュースの取材において「あの時の自分の感情的な声を聞いたり、自分の態度を見ると、今でも自分がやったことが信じられない。」と答えていた。

数日後ロフトハウスは、被害者の一家に対し「私はすべての人種の人々を尊重するように教えられている。自分の行動を反省し、多くの人々が日々直面している不平等をより理解できるように努めます」と謝罪する声明を発表した。

しかしコクランさんはこの言葉を信じておらず、「レイシストが言う典型的な謝罪文だと思う。本当に謝罪文のようなことを思っていて、あのような発言をする人はいない。」と痛烈なコメントをかえしていた。

その後、コクランさんに対して有志がGoFundMeで資金調達を開始。チップとして、およそ121万円(11329ドル)が贈られることとなった。

 

参照元:YoutubeABC7GoFundMe

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