カスピカイアザラシを殴りつける観光客
7月6日、カザフスタンにあるビーチでこんな光景が撮影され波紋を呼んでいる。
動画に映る観光客とみられる複数の男たちは、浅瀬で長い棒を握りしめ何かを叩いているのが確認できるだろう。
だが、これは水面を叩いているのではない。絶滅危惧種にも指定されているカスピカイアザラシを執拗に殴りつけていたというのである。
相次ぐ動物虐待行為に厳罰を
地元メディアの報道によると、この虐待行為はアザラシが気を失うまで続いたという。そして、ぐったりしたアザラシを浜辺へ引き上げ、そこで子供らに記念撮影をさせたというのだ。
写真撮影が終わると、動かなくなったアザラシを再び海に戻したというが、生存しているのかどうかは不明だという。
この事件を受け、カザフスタンで環境保護や報道秘書を務めるサケン・ディルダクメット氏は動画をシェアし「これは明らかな動物虐待行為である」と怒りをあわらにしている。
実は、ここでは約1週間前にもアザラシに石を投げつける動画が撮影されており、ニュースになったばかりだった。
絶滅危惧種であるアザラシと記念写真を撮りたいがために、棒で殴りつけ瀕死状態にしたという観光客の行為は決して許されるものではない。今なお観光客らの捜索が続いているようだが、該当する者には厳罰を与えるべきだとの声が多く上がっている。
参照元:Instagram①、②、NewYorkPost
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