ロックダウン中寝る間を惜しんでプレイしていたら・・・
外出自粛が呼びかけられている中では、インドア派の皆さんは心置きなく趣味に励むことができるだろう。学校や仕事も休みとなると、大好きなゲームもやり放題だ。
そのせいか、中国のとある少年が驚くべき事態になってしまったという。
この出来事が起こったのは、広西チワン族自治区南寧市。今年2月より中国全土でロックダウンが行われていたが、ここに住む15歳の少年は、学校が休みになったので、大好きなネットゲームに興じていたという。
恐ろしいことに、1日のうちゲームは22時間、睡眠時間は2時間というペース。ロックダウン中の1ヶ月間、この荒んだ暮らしを毎日のようにしていたのである。
その結果、少年は自宅で意識を失ってしまった。
発見されると、地元病院に入院。検査の結果、脳卒中を発症していることが発覚し、広西省の大病院に転院することとなった。
懸命な治療の元、少年は一命をとりとめたが、左の腕と手全体に麻痺が残ってしまった。
この原因となったのは、当然ながら不規則な睡眠と食事。栄養状態の悪化と休養の不足によって、血液内の酸素供給量が減っていたことが理由だった。そのため、彼の生活リズムに注意を払わなかった両親を医師は非難している。
現在、彼は地元病院に戻りリハビリを受けているというが、完全に元の状態に戻るかどうかはわからないという。
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脳卒中は、睡眠不足や栄養不足、ストレスが一因となる。ゲームのみならず、長時間労働や過重労働にも大きなリスクが潜んでいる。