首にロープをつけられボートを牽引
8月9日、ベルギー・リエージュ州にある『モン・モサン・アニマルパーク』を訪れていた多くの家族連れが動物との触れ合いやショーを楽しんでいたようだが、あるアトラクションを撮影した動画が物議を醸しているという。
それは、アザラシの首にロープをつけ子供を乗せたボートを引っ張らせるというアトラクションだ。
この動画はアーロン・コペット氏によって撮影され、動物権利団体のFacebookで共有されると、またたく間に50万回以上シェアされたという。そして、当然のことながら、このアトラクションは動物虐待であると怒りの声が上がることとなったのだ。
動画シェアで速やかな改善を期待
コペット氏は「2020年となった今でも人間を楽しませるため、そしてお金のためにこんなひどいことをしている」と怒りをあらわにするとともに、「アニマルパークにおいてより自然な環境に動物たちをおいてあげることが重要だ」と話す。
動物権利団体創設者であるクリスティーン・グランジャン女史も、アザラシがこのような行動を自らやっていることは理解できるものの、それは餌という報酬があるためであり、野生に属する動物を人間の娯楽ためにこのように扱うことは許容できないと意見を述べる一方で、動画を投稿したことがきっかけでアニマルパークが速やかに方針を改善してくれることを期待していると話す。
現時点でアニマルパークからコメントは出されていないものの、こんなご時世だからこそ、人間にも動物にも優しくありたいものだ。