等身大の人形を作って妻を思う
インド南西部カルナーカタにて、妻に先立たれたとある男性が、驚きの行動に出たとして話題になっている。
その男性は、地元の実業家シュリーニバス・グプタさん。
今から三年前、妻のマダヴィさんを交通事故で57歳で亡くしており、今日まで悲しみに暮れていたという。原因は車を運転中、トラックへ追突してしまったことで、当時二人の娘も同乗しており軽症だったというが、マダヴィさんは致命傷を受けてしまった。
離れた場所で亡くなった妻の死を受け入れられずにいた男性は、亡くなったマダヴィさんをかたどった蝋人形を発注。さらに、彼女のために新しい家を建てることを考えたのである。
グプタさんは25人の建築家に連絡を取り、カルナーカタ・コッパル地区にバンガローを建設。
こうして先日8月8日、ついに完成し新築祝いのパーティーを開いたが、同時にグプタさんは、完成した妻の人形をゲストとして紹介した。
等身大で作られ、指やシワ、目つきまで全てを再現しており、グプタさんの愛情を感じる以上に不気味さも滲み出てしまっているのである。当日はピンクのサリーとゴールドのネックレスをつけた美しい姿で登場したというが、あまりのリアルさに他のゲストは思わず無言になってしまったという。
妻の人形と暮らすなんて常人ではなかなか考えられないが、グプタさんがそれほど精神的にダメージを受けているのかもしれない。常軌を逸した考えに、少々心配になってしまう出来事であった。
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