車や道路がチョコまみれに!
チョコレートの名産地スイスにて、まるで絵本の世界のようなスウィートな事件が起こったという。
Kakao-Regen im Oltner Industriequartier: Lüftungsanlage ist schuld daran https://t.co/O9Iorni5Iz pic.twitter.com/3LWZCsHeE0
— Olten (@olten) August 15, 2020
現場となったのは、チューリヒとバーデルの間に位置する街、オルテン。
8月14日金曜日、ここに茶色い粉が降り注いだという。地元民が撮影した画像には、白い車の屋根が茶色く覆われている様子が写っていた。
実はこの粉末は、チョコレートやココアの原料となるカカオマス。
近隣にある「リンツ&シュプルングリー」の工場が発生源とみられ、カカオ豆をチップ状にした”カカオニブ”を粉末の”カカオマス”にするための製造過程でトラブルが発生したという。
翌火曜日に発表された声明によると、異常が発生したのは冷却換気装置の部分とのことで、そこからカカオマスが漏れ出たとされている。また、発生当時の朝は近隣には強い風が吹いており、工場周辺の広範囲に飛んでしまったのだ。
リンツ本社は清掃代金を負担すると発表しているが、1台の白い車が被害を受けたことが判明しているものの、まだ一件も申し出がないとのこと。また、健康被害なども報告されていないため、現在は工場は機器を修理後、稼働を再開している。
このニュースに対し、SNSでは「私もそこいればよかった!笑」「おいしそう!」「リンツのチョコは大好き!」といった羨むコメントが多く寄せられていた。
街中が甘い匂いで満たされたと思うと、なんだかファンタジーの世界のようだ。
参照元:The Guardian、Twitter