【異常事態】サンフランシスコベイエリアが山火事で火星のように真っ赤に・・・

自然

SNSに投稿されたサンフランシスコの景色が・・・

夏を迎えた米ロサンゼルス・サンフランシスコは、爽やかな青空に包まれた風光明媚な街である。

ところが9月9日、なぜかこの街が火星のようになってしまったらしい。

こちらがその当時の光景。驚くべきことに、撮影されたのは朝10時。爽やかな朝のはずが、空はオレンジ色に染まっており、完全に夕方のようだ。

ツイッターでは各地から撮影された写真が多数上がっており、「朝起きたら火星にいるような気分だった」「黙示録だ・・・」と、恐る声があがっていた。

気象科学者のピーター・グレイク氏のアップした2枚目の画像に、車の窓に細かい粒子が付いているのがご覧いただける。この写真が撮られたのも、この日の朝8時20分ごろ。

その原因は、近隣で発生していた山火事。舞い上がった灰がサンフランシスコ一帯を包み込み、灰によって太陽光が屈折することによって赤く見えているという。

グレイク氏は気象科学を35年間研究してきたが、今回のような出来事は初めてだと語っている。CNNの取材にて、気候変動の兆候だと語っていたほか「より強い気温上昇と、干ばつ、枯れた木、強風を含む極端な天候など、気候変動は山火事にはっきりと影響を与えています。」と解説していた。

同様の現象は、サンフランシスコ・ベイエリアの近くのオークランドやバークレーでも観測されていた。

CNNの気象学者ハドソン・ジョーンズ氏は、煙と灰がさらに濃くなると、街が真夜中のように暗くなる可能性があると述べている。

現在も山火事はカリフォルニア各地で猛威を振るっており、煙害のほか、雷雲の発生や大気汚染など、様々な悪影響を出しているという。

 

参照元:CNN、Twitter [1][2]

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