【なんで!?】オーストラリアのコロナ新規則、性的な店はOKで結婚式のダンスはNG!?

カルチャー

エッチな店はOKで結婚式がNG!?

オーストラリアではコロナウイルスの第二波が収束しつつあり、経済活動も徐々に再開されている。それに加え、再び感染拡大が起こらないよう、コロナ対策の規制を緩和する新規則がたてられた。

ところが、一部に矛盾が生じているとして疑問の声が上がっているという。

問題提起をしたのは、豪ゴールドコーストの結婚式場で働く、ニック・エザー氏。この度のコロナウイルス感染拡大の影響で、多くの結婚式がキャンセルされたという。

そんな中、エザー氏は週末に妻と結婚式に出席したところ、ダンスを許してもらえなかったという。

これは、クイーンズランド州において、結婚式に出席できるのは新郎新婦とその家族のみとされているため。結婚式は高リスクであるとみなされおり、集会は10人までと定められている。

にもかかわらず、性接待を含む店や過激な性行為をするパーティーは、なぜかコロナウイルス規制で許可されているという。

結婚式より性接待のある店のほうが人同士の接触があるのに、対応に差がでている。この点についてエザーさんは、強い疑問を抱いた。

結婚式はたくさんの雇用を生み出しており、写真家や花屋、スタイリストの生活に打撃を与えているという。「結婚式は家族や友人の間で許されるべき私的なイベントです」と語っており、規制緩和を求めている。

また、あくまで性的な店に厳しい緩和を課すのではなく、結婚式の規制緩和を求めているのみだと主張している。

豪ニュースメディア「abc.net.au」の取材では、「彼らは私たちと同じようにビジネスのオーナーであり、彼らにもお金を稼ぐ資格がある。この訴えで閉鎖に追い込まれ、別のビジネスに悪影響を与えるのを見たくはありません。」と語っていた。

しかし、クイーンズランド州は規制緩和には慎重だ。同州保健局は、「クイーンズランド州のコロナウイルスセーフプランは、コミュニティを安全に保つために必要な対応と、可能な限りの通常の生活を保つための最良のプランです」と反論している。

エザー氏は現在州議会へのオンライン請願書を集めており、すでに300人の署名を得たと明かしている。

 

参照元:ABC.net.auTwitter

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