2匹の魚の彫刻が卑猥すぎると物議
今月、モロッコの都市ケニトラ近くのメディアという街に構築中だった2匹の魚の彫刻がソーシャルメディアで物議を醸し、最終的には取り壊される事態にまで発展したという。
完成間近だったというのにもかかわらず、市民らから「卑猥だ」という苦情が寄せられたというのだが、問題となった彫刻をご覧いただきたい。
#Morocco Demolishes Fish Statues in #Mehdia After Backlash
The statues’ artist still remains unknown to the public.https://t.co/taElaOXGj4 pic.twitter.com/4NNf8wsfiZ
— Morocco World News (@MoroccoWNews) September 17, 2020
大西洋沿岸の主要都市の富を象徴するため、天に向かう2匹の魚をシンボルとして手がけたというこの作品だが、これが男性器を彷彿とさせ、多くの人を「ギョッ!」とさせてしまったようだ。
市民から苦情が寄せられ取り壊しに
この彫刻はメディアにある環状交差点に建てられていたものの、この場所はしばしばケニトラと勘違いされることも多いようで、今回の苦情の多くはケニトラ市民らから寄せられたそうだ。市民らの苦情に対し、市当局はソーシャルメディアを利用して、この彫刻はケニトラ市とは無関係であることを主張することとなった。
結局、多くの市民らから反対意見が相次いだこの彫刻は悪影響を及ぼしかねないと、今月17日から取り壊し工事が始まったとのこと。彫刻家の名前は公表はされてはいないものの、まさか魚を男性器だと思われるなんて夢にも思わなかったことだろう。完成間近だっただけに、彫刻家の方の無念さが伝わってくるようなニュースであった。