立派なちん○の像を建てた男、逮捕
今年6月、アメリカ・ニューヨーク州に住む男性が、家の庭に手作りのオブジェを立てたところ、なんと警察に逮捕されてしまったという。
「ええ!?オブジェ立てただけなのに!?」と不寛容さにびっくりする方が多いだろうが、そのオブジェの写真を見たら、一発で納得するはずである。
それがこちら。
Jaime Gagne says he first crafted a 2.1-metre tall wooden penis statue in June to protest the bureaucratic red tape was preventing him from getting a permit to complete a shed outside his home in Wilton, N.Y.https://t.co/AqjZtyAzKr
— CBC Radio (@cbcradio) September 25, 2020
立てたのはムスコだったからだ。しかもご丁寧にタマタマまでプラスされ、両脇にはアメリカ国旗が掲げられているではないか。
捕まってしまったのは、カナダ・モントリオール出身のジェイミー・ガニェさん。こちらの像はご自身がチェーンソーでつくったもので、大きさは2.1メートルほどとビッグサイズである。
実はその目的は市の制度への当てつけ。当初、家の庭に小屋を建てるつもりだったというが、市の許可を得られなかったのだ。
このお役所仕事っぷりにガニェさんは腹を立て、自宅の家の庭に2メートルオーバーのムスコをおっ立てたという。
普段ガニェさんは大工として働いているというが、その出来栄えには非常に満足している模様。米メディア「CBC」の記事において、「先端が綺麗にキノコ状に曲がってる」「ボールは袋のようだ」と自画自賛。今回のようなチェーンソーを使った彫刻は初めてだというが、なかなか良い造形である。
それに対し、ニューヨーク州警察は「公の場所から撤去しなさい」と何度も警告したというが、ガニェさんは無視。最終的に猥褻物陳列の罪で逮捕され、起訴されたという。
9月23日に裁判が行われたが、ガニェさんは無罪を主張し、徹底抗戦する構えを見せている。クラウドファンディングサイト「GoFundMe」でも、彼は表現の自由を求め、現在支援を募っている。
ご近所の評判はなかなか良いそうで、通りかかった人は笑いながらスマホを向けて写真を撮っていくという。過去には、別の警官に「誰も文句を言わないなら良いだろう」というコメントをもらったこともあるそう。
だが、地元の地方検事は良しと思っておらず、こうした攻撃的かつ性的な物体を置いた場合、1〜3年の保護観察と罰金刑が科せられる可能性があると発表している。