トレーナーがサーカス公演中に噛み付かれる
10月2日、中国・河南省東部にて開かれていたサーカスのショーで、恐ろしい瞬間が捉えられた。
二人の大人が話そうとしても、噛み付いて離さない大きなクマ。これはサーカス団に所属するツキノワグマで、クマにしては小柄にみえるが、体重は200キロの重さだという。
パフォーマンスの途中にトレーナーがクマに突進され、地面に叩きつけられたようだ。そして服に執拗に噛み付くと、周りのスタッフが引き離そうとかけよってきた。
トレーナーとクマは数年前からコンビを組んでおり、すでに信頼関係が出来上がっていると思われていた。このような事件が起こったのは今回が初めてだったという。
調教師であるリー・ジュン氏によると、「原因は観客の誰かがハムを投げたためだった」と語っている。ハムを拾い上げてリー氏が渡さないようにしたものの、食欲が勝ってしまったクマがハムを求めて張り倒したと話している。
またリー氏は、「公演中は食べ物をステージに投げてはいけません。私たちのパフォーマンス動物の歯は、事故が起きないように、幼い頃から歯は削られてきた。」と付け加えていた。
スタッフがスコップや棒でたたいてようやく口を離したというが、トレーナーは幸いにも軽傷ですんだという。だが、クマはこれ以上公演はできないとして、江蘇省無錫市に送致されたという。
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