苦学生たちに太っ腹すぎる発表!
コロナウイルスによって、アルバイトを解雇されてしまったり、学費を払ってくれていた親が失業してしまったりと、退学を余儀なくされている大学生も多いだろう。
日本ではそうした学生に対し国や行政が支援を行っているが、インドネシア・バリ島の大学ではひときわ変わった対処が取られているという。
注目を浴びているのは、バリ島テガラランにある「ヴィーナスワン・ツーリズムアカデミー」。この学校では、この度の新型コロナウイルス感染拡大を受け、授業料が払えない学生が続出しているのだという。
そんな中、ツーリズムアカデミーの理事の間で、授業料を払うと同時に、学生の起業家精神を強化する画期的な方法を思いついたという。
それは、ココナッツを持参することで、授業料を免除するというもの。
インドネシアはココナッツ栽培が一大産業となっており、ココナッツオイルはハーブ石鹸や食品として輸出されている。地元産業に携わることによって、地域に貢献することも狙えそうだ。
地元メディアのインタビューを受けた関係者の女性は、「当初、授業料を払うために分割払いのシステムを導入しましたが、今ではさらに柔軟になています。」と明かしていた。
今年3月にこのプログラムは開始しており、学校はココナッツやモリンガの葉、ゴツコラの葉でも支払いを受け付けている。また学生は、自分が作った製品を販売することもできるという。
この試みは地元の職業紹介所の運営許可も取り、検温などといった安全管理も万全をきしているという。
最後に関係者の女性は、「このパンデミックが終わった後、彼らは一般労働者以上の存在となるでしょう」と締めていた。
参照元:The Bali sun、Facebook