【素敵】花を無駄にしたくない!花屋さんがコロナで忙しい医療関係者にブーケを無料プレゼント!

カルチャー

ボンネットの上に置かれた沢山のブーケ

お花はどんなに長持ちさせてもいずれは枯れてしまうため、花屋さんはせっかく仕入れたかわいい花でも、売れなければ廃棄せざるを得なくなってしまう。

今回のお花屋さんもコロナ禍では売り上げが減少しており、その処分に困っていた。しかし、オーナーはこう考えたようだ。

捨てるくらいならいっそプレゼントしてしまおうと。

車の上に乗せられたたくさんのブーケ。ここはフランス・サンテステーヴにある病院の駐車場で、車の持ち主はいずれも、医師や看護師といった医療関係者である。

これを行なったのは、サンテステーヴ市内で生花店を営む、ミュリエル・マルセナックさん(38)。この度、フランス全土における2度目のロックダウンに伴い店を休業したため、大量の廃棄が出てしまった。

そこで、売れ残りをブーケに仕立て直し、医療関係者の車に一つ一つ置いてプレゼントするアイデアが誕生。

当日、マルセナックさんとスタッフは協力して約2000個もの花束を贈呈。花はボンネットに一つ一つ置かれていったそうだ。

車の持ち主の1人は、ボンネットにあるお花を見て笑みをこぼしていたという。

マルセナックさんは、英紙「Metro」の取材にてこの様に語っていた。

「私は花を無駄にしたくはなかったのですが、決断を迫られていました。
 
ですが『泣いてる場合じゃない。この様な時こそ、みんなを笑顔にしなきゃ』と自分に言い聞かせました。人々の励ましが私の心を温めてくれたのです。泣くより、前向きなことに集中するほうがいいと思っていました。
 
その週の分は全て仕入れてしまったため、無駄にしたくはなかった。1度目のロックダウンの際にも病院に花束を配布していたのですが、私はもう一度やりたかった。」

この試みは、今後は緩和ケア病棟(ホスピス)のスタッフや利用者に向けても行う予定だという。

日本でも再び感染拡大の兆候を見せている。そんな不安な時こそ、お花を買って心穏やかに過ごしてみるのはいかがだろうか。

 

参照元:MetroFacebook

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