大自然を使ったクッキング!?
アメリカ・ワイオミング州にあるイエローストーン国立公園にて、立入禁止区域に入り、大胆にも鶏肉を茹でていたグループが逮捕された。
捕まったのは、アイダホ州在住の男とほか2名の男。当時彼らは子供を含む10名のグループでハイキングに来ていたという。
公園の担当者によると、コロナウイルスの感染が広がっていた8月7日、グループが調理鍋を持ってハイキングロードを歩いているという報告をレンジャー隊は受けたという。
レンジャー隊が現場へ向かうと、ハイキングロードから外れたマンモス温泉の近くで、鍋をもって座っているグループを発見。話しかけると、持っていた麻袋の中から丸鶏2つが出てきたという。
グループがいた場所は立入禁止区域となり、この行為は違反扱いに。後日裁判所に出廷するよう命じられたという。
これにより、参加していた男とほか2名が起訴され、9月10日に有罪判決。63,163円(600ドル)の罰金と2年間の保護観察処分となったほか、今後2年間、国立公園に出入りすることを禁止された。
地元メディア「EastIdahoNews」によると、過去にも同様の事件がテレビ番組の中で発生していた。2001年、シアトルの放送局の司会者が公園に穴を掘り、地熱を使って鶏肉を調理しようとしていたという。
伝えられるところによると、その後司会は有罪に。公園の土地を荒らし、間欠泉近くまで降りたとして、番組には150ドルの罰金と2年間の保護観察処分が下された。
イエローストーン国立公園では、こうした遊歩道や指定区域以外の場所を歩くことを禁止されている。公式サイトによると、この間欠泉や温泉は、過去に多くの死傷者を出しているという。いずれも犠牲となっているのは、不用意に近寄った人ばかりである。