臓器輸送ヘリが着陸失敗!
先日、ランボルギーニを使った臓器輸送をedamame.ではお伝えしたばかりだが、今回紹介するのは、より一般的なヘリコプターによる臓器輸送。
日本でも時折飛んでいるのを見かけるが、その操縦は非常難しく、プロでさえ事故率が高い。中でもヘリポートへの着陸は極めて難易度が高いという。
今回、そんなヘリコプターが移植用の心臓を運んでいたというが、病院のヘリポートで着陸を失敗してしまったという。更に、病院スタッフも気が動転していたのか、二次災害も起こってしまったらしい。
事故現場となったのは、米カリフォルニア州にある、南カリフォルニア医科大附属のケック病院。消防によると、11月6日の午後3時20分ごろ、移植用の心臓を輸送していたヘリコプターが着陸失敗し、病院の屋上で横転する事態となった。
幸いにも火災は発生せず、重大な燃料漏れなども起きなかった。中に乗っていた2名がすぐさま病院に運びこまれたが、命に別状はないという。
上の動画には空撮された様子が映っているが、43秒ごろ、袋に入った心臓は消防隊員によって無事回収され、青いユニフォームを着た病院スタッフに手渡された。しかしその数秒後、なんと事故でできた瓦礫につまづいてしまい、心臓を落としてしまった。
すぐさま他のスタッフが駆け寄って心臓を持ち上げたが、ギリギリ心臓は無事。
その後の病院の発表によると、このような事故があったにも関わらず心臓は良好な状態を保ち、その日の遅くに移植手術に使用されたとのこと。声明では、「ヘリに乗っていた隊員は治療を受けており、地上や病院での死傷者はありません。また、患者の治療も中断されませんでした。」と述べていた。
動画のコメント欄には、「あの世から見守る心臓のドナーがドン引きしてるだろう」「3秒ルールだからセーフ」「このスタッフ心臓発作起こすだろ」といったコメントが寄せられていた。
この出来事では、操縦士やころんだスタッフの心臓もギュっと縮こまったことだろう。大惨事に発展せず何よりであった。