12歳の頃から学校を辞め家に閉じ込める
12月1日、スウェーデン・ストックホルム警察は、ストックホルム南部郊外のアパートにて28年間息子を閉じ込め続けていた母親を拘束したと発表した。
Swedish police have arrested an elderly woman on suspicion of keeping her son confined to their flat in a Stockholm suburb for nearly three decades.
A Newsさんの投稿 2020年12月1日火曜日
現場となったのは、ストックホルム郊外ハニンゲにあるアパート。11月に71歳の母親が急病で病院に運ばれた際、41歳の息子が発見されたという。発見したのは、家を訪れた母親の親戚と名乗るの人物だという。
男性は足が傷だらけで感染症になり歩けなくなっていたほか、歯がほとんど抜け落ちており、発話能力がほとんどなかったと報告されている。現在男性は市内の病院に入院し、治療を受けている。
警察の調べによると、母親は息子が12歳の頃以来、およそ28年間にわたって息子をアパートの一室に閉じ込めていたことが判明した。
地元日刊紙「Expressen」の取材に応じた親戚の女性は次のように答えている。
「アパートは何年も掃除されていないようだった。尿や汚れ、ホコリがひどく、腐ったような匂いでした。
廊下を歩こうにもゴミの山を通り抜けなければなりませんでした。
何年もの間、誰も掃除をできなかったのでしょう。
私はショックを受け、心が痛みましたが、同時に安心しました。母親が彼の人生を完全に支配していることは知っており、20年間解放される日を待っていましたが、これほどまでとは想像したことはなかった。」
一方、この凄惨な状況の中、彼が自由になることができ安堵している面も見せ「彼が助けを借り、生き残ることができて本当に感謝しています」と付け加えていた。
検察によると、母親を不法な自由な剥奪と身体的危害を与えていた疑いで拘束しているが、母親は容疑を否認しているという。
