奥さんと喧嘩をしたあと、家にいるのが耐えられなくなったり頭を冷やすためにとりあえず散歩に出かけるという旦那さんは多いのではないだろうか。
イタリアでも夫婦喧嘩をしたあとに家を飛び出した男性がいたというのだが、ちょっと散歩に出たつもりがとんでもないことになってしまった。
散歩に行ったつもりが420キロ歩き続ける
先月末、イタリアのミラノ北部の都市、コモ出身の男性(48)が自宅で妻と激しい口論になったという。頭をスッキリさせようとしたこの男性は、家を飛び出し散歩にでかけたというのだが、気が付くと420キロも歩いていたというのである。
Man Goes For Walk After Argument With Wife, Doesn’t Stop for 420 Kilometers https://t.co/bm014nR3Ol pic.twitter.com/936EoSZqLq
— Spooky (@OddityCentral) December 3, 2020
この日午前2時頃、アドリア海沿岸のギマラを歩いていたこの男性だが、夜間外出禁止令が出ているこの地域では警察がパトロールをしていたという。そこで一人ふらふらと歩いていた男性は近くの警察署へ連行されたのだが、1週間前に妻から行方不明届けが出ている男性だと判明した。
そう、男性は何の交通手段も利用せず、7日間ただひたすら歩き続けていたのである。
道行く親切な人たちから食料や飲料を提供してもらったというが、発見された時はかなり疲れていたようだ。一日にして平均60キロという距離を歩いていたのだから当然だろう。
結局、規則を破ったとして罰金約5万円の支払いを命じられたものの、すぐに妻へ連絡され二人はホテルに一泊して帰路についたとのこと。頭を冷やすためにちょっと散歩に行ったつもりだったのに、400キロ以上歩いてもまだ納得いかないことがあったのだろうか。