【ルール違反】一般家庭が大金をかけて作った名物イルミネーション 訪問客がコロナ規制に違反し公開停止に

カルチャー

一部のマナーの悪い客のせいで・・・

クリスマスシーズンになると、世界中でお家に電飾をつけるご家庭が増えていく。その中でもイルミネーションの”ガチ勢”とも言えるお宅もあるそうで、時期が来るともはや観光スポットと化してしまうのだとか。

今回取り上げるイギリスのご家庭も、そのガチ勢の一つ。その全景がこちら。

Len Coplandさんの投稿 2020年12月6日日曜日

とても一般家庭とは思えないほどの豪華さである。まるでディズニーランドのようだ。

こちらのイルミネーションを作ったのは、イギリス・サマセット州に住むダンさんとマークさんというカップル。毎年クリスマスシーズン前になると、チャリティー企画として自宅のバンガローを使いイルミネーションを飾っているという。

Len Coplandさんの投稿 2020年12月6日日曜日

始めたのは今から4年前。これまでに総額270万円(2万ポンド)に達する費用をかけたのだとか。

やがて企画を始めて以来、口コミで毎年多くの人が訪れるように。入場料も増え、寄付金もふえていったそうだ。

だが今年は、新型コロナウイルスが猛威を振るっている。それゆえに、国が発令しているコロナ対策規制に気を使いつつ、今年も公開に踏み切ったようだ。観客数は、すでに数百名にものぼっているそう。

Len Coplandさんの投稿 2020年12月6日日曜日

そんな中迎えた12月13日(日)、二人は公式フェイスブックで突然声明を発表。内容はなんと、「一時的に公開をやめる」というものであった。

理由となったのは、訪問者が次々とルール違反をしてきたこと。これまでにお二人は、人々にソーシャルディスタンスなどを含むコロナウイルス規制を守るよう何度も呼びかけてきたという。

だが効果がなかった上に、何者かがソーシャルディスタンスを守らない客を見て警察に相談したのが一時停止のきっかけとなった。

投稿ではこのように書き綴られている。

「申し訳ありませんが、誰かが警察に通報をしたので、私たちはイルミネーションを消さなければなりません。
 
私たちは何度も何度も注意をしました。ですが、たくさんのエリアから多くの人が訪れています。
 
警察はライトを褒めてはくれましたが、残念ながら、一部の人がそれを台無しにしてしまいました。
 
ライトアップは数日間おやすみし、安全と判断したら再開します。」

サマセット警察は彼らに対し、あまりに訪問客が多いため、一時的にスイッチを切るよう注意したとのこと。ディスプレイを閉鎖する命令はされていない。

今年集められた入場料は、英国民保険サービス(NHS)、地元の医療機関などに寄付されるという。

一時的に停止している間、ダンさんとマークさんは募金ページを設立したそうで、すでに29万円(2100ポンド)以上の寄付が集まっているという。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コロナウイルスによって、世界中のイルミネーションイベントが中止、または縮小となっている。さみしい年末年始となってしまうが、来年の無病息災を願ってお家で健やかに過ごしてほしい。

 

参照元:SKY NewsFacebook

あなたにおすすめ

記者紹介記者一覧

手羽先

可愛い動物だけでなく、オフビートでシニカルな笑いをお届けできればと思います!

この人が書いた記事記事一覧