思春期にニキビに悩まされた人は多いだろう。だが、そのニキビを何気なく指で潰してしまった少女にとんでもない悲劇が待ち受けていたという。
ニキビを潰したら顔全体に腫れが広がる
昨年、フィリピンのヌエヴァ・エシハ州在住のメアリー・アン・レガチョさん(17)は息子を出産した後に鼻の横にできたニキビに気付いたという。そして、そのニキビをいつものように指で潰したところ、その箇所がだんだんと腫れていったという。
当初は産後でホルモンバランスが崩れているのだと思いこんでいたが、その腫れはどんどん顔中に広がり次第に痛みを伴うようになっていった。
Teenage girl goes blind after she squeezed a spot on her nose https://t.co/Xu4amZlDWZ
— The Sun (@TheSun) December 8, 2020
そして、元の顔が認識できないほどまでに腫れは広がり、今失明の危機に陥っているというのだ。
治療費の寄付を呼びかける
腫れと痛みに悩まされたメアリーさんは、自宅で漢方を使った治療を試みたものの効果はなかった。約1年間その痛みに耐えた後、検査のために州にある小さな病院で検査を受けたが医師も首をかしげるばかりだ。
この原因不明の腫瘤を治療するために大きな病院を受診するようすすめられたというが、近所の農園でパートタイムで勤務している夫の収入は安定しておらず、治療や薬に費やす金銭的余裕はない。今回メディアの取材を受け、夫は妻の治療のために寄付を呼びかけている。
顔にできたニキビを指で潰した経験がある人は多いはずだが、メアリーさんに一体何が起きたのだろうか。メディアで報道されたことでより多くの寄付金が集まり、一刻も早く原因を解明し、しっかりと治療ができるよう願ってやまない。