ニュースの中継中に脇目も振らず・・・
12月14日、オーストラリア東海岸は暴風雨と荒れた天気が続き、クイーンズランド州には暴風・洪水警報が発令された。
この影響により、海岸には泡が大発生。その様子を現地で気象予報士が中継していたところ、思わぬ場面が写り込んでしまった。
現場となったのは、オーストラリア・ゴールドコースト。
当時、気象予報士のポール・バート氏が取材を行っていたが、そこに突如、「ヘーゼル!ヘーゼル!」と女性の叫ぶ声が響いたという。中継開始からわずか1分のことだった。
どうやら愛犬が泡のなかに閉じ込められてしまったらしく、女性は少年とともに水着姿で探していたようだ。そのうち、彼女はバート氏にも手を貸すよう頼んだという。
数分すると、少年が泡を掘り返し犬を発見。女性が愛犬を抱く様子に、周りからは拍手があがった。ワンコが元気そうでなによりだ。コメント欄には、「犬が無事でよかった!」「こんな量の海の泡見たことねえ!」「誰かがコーラをめちゃくちゃふったのか?」などと、安堵したりボケたりする声が上がっていた。
海が泡だらけになるこの現象は波の花と呼ばれ、プランクトンや汚染物質が含まれる海が暴風や大雨に晒されることによって発生するものだ。
発生したての時は白い色をしているが、時間が経つと茶色っぽく変化していく。こうしたことから、海外では「カプチーノコースト」とも呼ばれているのだとか。
また、泡に含まれている成分から、肌に付着すると悪臭や汚れの原因にも。ヌルヌルしているために転倒事故も相次いでいるため、遭遇しても不用意に近づかないほうがいいだろう。