ワニになって性別がおかしくなる!?
ブラジルのジャイール・ボルソナロ大統領は、以前より様々な過激発言で注目を集めている。中でもコロナウイルス対策には批判的で、ギャングまでもが対策に乗り出す始末となっているのだとか。
そんな大統領が先日、またまた風変わりな言動をしたようだ。内容は、「ワクチンを打つとワニになる」というものである。
Bolosonaro says Covid vaccine may turn people into crocodiles in bizarre rant https://t.co/7aH56juc1R
— The Independent (@Independent) December 20, 2020
この発言が飛び出したのは、12月10日木曜日に行われた会見。ここでフランスAP通信の記者が、コロナウイルスのワクチンについてボルソナロ大統領に直撃した。
それに対し、ファイザーと国の契約で「副作用に関して責任を負わない」ことが明確になっていると主張し、「たとえクロコダイルになろうと、ファイザーは責任をとってはくれない。」「超人になろうと、女性の顔からヒゲが生えようと、男性の声が女々しくなろうとだ。」と続けたという。
イギリスではすでに12月頭からワクチンが承認されており、すでに2万人が接種を受けている。その結果、すでに95%の人の間で有効であることがわかっている。
だがボルソナロ大統領はこれにも批判的で、繰り返し「ワクチンは受けない」と主張しており、人々も注射を拒否する権利を有するべきだと主張している。
一方で、次期大統領選挙でボルソナロ氏の対抗馬となるジョアン・ドリア氏は、コロナワクチンを推進する姿勢をとっている。こうしたことから、一部の政治評論家は「ワクチンに対する嫌悪的な態度の本質は政治的である」と示唆している。
参照元:Independent、Twitter