ゴミと一緒に捨てられていた猫
ロシアのとあるゴミ集積場の監視カメラが発端で、ある猫の人生が救われたとして大きく話題になっている。
現場となったのは、モスクワから700km離れたウリヤノフスクのゴミ処理場のコンベア。
画面には5名の男性が写っており、分別作業を行なっていたが、右奥の男性が何かに気づいた模様。袋の中身を取り出すと、なんと猫が入っていたのである。
異変に気づいたスタッフがコンベアを停止すると、一同は猫を見つめて唖然。その時のことを、発見した男性は「その時、袋の中に何か柔らかいものを感じました。中身を開けると、黒い2つの目が視線を返したのです。」と伝えている。
この映像がアップされるとテレビやSNSで一躍注目を浴び、「なんて酷い飼い主なの」と胸を痛める声や「気づいてくれてありがとう」と男性を称賛する声が相次いだ。
その後、12月23日にゴミ処理場を管理する地元ウリヤノフスクの環境省がコメントを発表。それは、この猫を環境省が引き取るという内容だった。
「猫は死の危機に瀕していました。もう少し長くとどまっていたら、ゴミピットの中に落ちていたでしょう。
私はペットの飼い主にアピールしたい。飼い慣らしている命はあなたに責任があると言うことを忘れないでいただきたい。それでも家において置けないというのなら、保護施設などに渡してください。」
猫はオスで、獣医によって健康だと確認された。環境副大臣の地位を任命されたそうで、今では環境省のオフィスでのんびりと暮らしているという。
ちなみに名前はまだ決まっておらず、全国的に命名コンテストを開く予定なのだそう。尊い命が救われて本当によかった・・・!
参照元:Youtube、Straits Times