収れん火災に気をつけて!
みなさんは、陽のあたる窓際にガラス製の小物や水の入ったペットボトルといった透明なものを置いていないだろうか?
心当たりがある人は今一度確認してほしい。今回のような火災の原因になるかもしれないからだ。
火災に見舞われたのは、米カンザス州カンザスシティの小さなギフトショップ「New Dime Store」。
クリスマスを前にした12月22日の朝、ここで火災が発生し、近隣店のスタッフが消し止めた。
当時店は開店前で、近所の理髪店のスタッフが煙と炎が出ているのを発見。ハンマーで窓を叩き割ると、他のスタッフに声をかけ消化活動を開始。追ってジュエリー店のスタッフが、消防が到着する前に消火器を使って火を消したという。
当時ギフトショップのオーナーは家におり、怪我はなかった。「彼らが行動を起こさず消防隊員を待っていたら、もっとひどい結果になっていたかもしれません。感謝しています。」とコメントしていた。
その後の消防の調べによると、原因は窓際に展示されていたスノードームだったことが明らかに。分厚いガラス玉が朝の太陽の光を集め、店内にあった布に引火させたと考えられるという。
このことを日本では「収れん火災」と言い、しばしば火災の原因となっている。
近隣の人々によって被害は最小限に抑えられたものの、クリスマスの2日間の営業ができなくなってしまい、売り上げが落ち込んでいるという。地元では「復帰してほしい」という声があつまっており、現在「GoFundMe」でクラウドファンディングが始まっている。