「いれて・・・」寒い外から窓を叩いてきたボロボロの野良猫。治療後そのまま家族に

動物

懇願するような顔で窓を叩いてきた猫

コロナウイルス騒動で暗くなりがちな昨今。今回、そんなみなさんの心が少しだけ温かくなる出来事が、カナダの動物保護施設でシェアされた。

SVP cette publication date du 2019

?urgent besoin de dons ?
1250 sur 1150$

Pour la St-Valentin, j'aurais aimé vous…

Un chat à la fois / One cat at a timeさんの投稿 2019年2月14日木曜日

2019年2月14日のこと。カナダ・ケベック州在住の女性が当時家にいたところ、裏庭から物音がしたので見に行ったという。

すると、一匹の野良猫が窓を叩いていた。オレンジ色のブチ猫だったが、その表情はあまりにも悲しく、まるで「お願い、開けて・・・」と言わんばかりのものだった。

女性はその姿に驚き、一枚写真を撮ったあとに窓を開けてあげたそう。多くの怪我をしていたようで、女性はすぐに近隣の動物保護団体「Un chat à la fois」に連絡を取ると、動物病院に連れて行ったという。

Un chat à la fois / One cat at a timeさんの投稿 2019年4月16日火曜日

団体の創始者であるマリー・シマードさんも駆けつけたが、そのボロボロな猫をみてショックを受けたという。

「獣医で血液検査やX線検査を受けさせましたが、彼は完全に野良ではなかったみたいです。
野良にしてはとてもフレンドリーだったので、最初は迷い猫のように思えましたが、マイクロチップも埋め込まれていませんでしたし、去勢もされていませんでした。
彼が無責任な所有者に取り残されたと仮定しています。
行方不明の猫をチェックしましたが、彼に関する情報は何も見つかっていません。」

カナダでは、ペットの体に個体識別用のマイクロチップを埋め込むことが勧められている。これにより、迷子のペットの返却や、ワクチン記録の照合が素早く行われるようになっている。

しかしながら、猫はかなりの間放置されおり、虫歯や凍傷、ノミや糖尿病など複数の怪我や病気になっており、入院が必要な状態となっていた。

Un chat à la fois / One cat at a timeさんの投稿 2019年4月16日火曜日

こうして、猫は小説「ナルニア国物語」の登場人物になぞらえ「アスラン」と名付けられ、治療を開始。すると、彼は数日でぐんぐんと回復し、里親に出すことができるレベルにまで元気になったという。

その後、シマードさんは里親の募集にだそうとしていたようだが、そのすぐ前に、アスランを発見した女性が引き取りを申し出たという。

女性の家にはすでに二匹の先住猫がいたというが、心優しいアスランはすぐに打ち解け、仲良く暮らせるようになった。2020年には先住猫の片方が他界してしまったそうだが、今ではすっかり家族として馴染んでいるという。

Un chat à la fois / One cat at a timeさんの投稿 2019年4月16日火曜日

このドラマチックな出会いと回復に、猫を愛するユーザーは感動。「アスランはたくさん痛い思いをしたんだろうね。幸せになれてよかった」「彼を救ってくれてありがとう」「彼のためにドアを開けてくれてよかった。救助に関わってくれた皆さん、ありがとう!」などと、暖かいコメントが残されていた。

 

参照元:Bored pandaFacebook

あなたにおすすめ

記者紹介記者一覧

手羽先

可愛い動物だけでなく、オフビートでシニカルな笑いをお届けできればと思います!

この人が書いた記事記事一覧