「猫をよこさないと撃つ!」動物保護施設に武装し押し入った元兵士の男が逮捕される

事件

翌日まで猫が待てなかった?

動物好きな銃犯罪者なんて、これまでに聞いたことはあるだろうか?先日、そんな信じられないほど濃いキャラの犯罪者が、オーストラリア・メルボルンに現れたという。

メルボルンの裁判所によると、1月15日(金)、メルボルン南東郊外にある動物保護施設「ロスト・ドッグス・ホーム」に武装したが押し入り、保護されていた猫を奪うという事件が起きた。

男は軍用ベスト、目出しマスク、戦術用ヘルメットを着用し、アサルトライフルを持って武装。施設に乗り込むと、そこにいた女性スタッフに銃を向け、「私のいうことによく耳を傾けろ。そうすればお前を撃たない」と脅迫。

女性スタッフは恐怖から「幼い子供がいるから殺さないで」と命乞いをするも、「お前は何もするな。さもないとお前を撃つ」と答えたという。そして女性に後ろを向かせて縛ると、「猫はどこにいる」と質問したという。

警察によると、更に男は銃口をむけながら、猫のゲージの場所について質問し続けてきたという。

その後、男は猫を連れて行かないまま、ヘルメットやベストなどは茂みの中に放棄し施設を出ていった。

男がいなくなったのを確認すると、女性スタッフは上司に報告し、そのまま警察に通報。捜査が行われた後、犯人は市内に住む元兵士であるウィットマンという男であることが発覚。

なんとこの男は、犯行当日の翌日に猫の引きとりを施設と約束しており、警察が周辺を調査している中、悪びれることなく猫を引き取りに来たのである。

被害女性は法廷にて、「あと10時間足らずで猫に会えるところだった」とコメントしていた。

自宅からは事件前から購入したと見られる大量の武器が発見されており、計画的な犯行であると考えられている。

また、ウィットマンは複数の身体的外傷を負っていた他、PTSDに苦しんでいることも分かったという。そうしたことから、弁護士は「猫は彼にとって大きな癒しだったのでは」という声が上がっていた。

しかしながら、検察は「被害者と彼女の同僚はトラウマになったことだろう。彼らは近くに住んでおり、一般大衆の幸福と安全を無視している。」と犯人を批判している。

ウィットマンの裁判は今年4月に予定されている。

 

参照元:TwitterABC.net.au

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