コロナで職にあぶれた男性が見つけた天職とは?
新型コロナウイルスによるロックダウンや非常事態宣言で、時間を持て余している人も多いだろう今日この頃。
外に出られないストレスまみれの状況だが、今一度、自分を見つめ直す機会にしてみてはいかがだろうか。もしかしたら、ビジネスチャンスにつながる新たな才能を自分の中に発見できるかもしれない。
そんな才能に目覚めたのは、イギリス・ノッティンガム在住のマイク・ジョーンズさんという男性。
ジョーンズさんは、自動車メーカーのアウディで働いていたというが、この度のパンデミックにより一時解雇の憂き目にあってしまった。職にあぶれ、家で退屈にすごす日々のなか、昨年5月、恋人の誕生日がやってきたという。
しかし、ロックダウンの最中で、店はどこも閉まっていた。その時のことを、ジョーンズさんはこのように語る。
「僕のガールフレンドの誕生日は5月だったのですが、ほとんどの店が閉まっていました。
そのとき、『なんだよ、俺が彼女のためにケーキを作ればいいじゃん!』と思ったんです。
彼女をどこにも連れていけませんでしたし、他に何もできなかったので。
彼女のために、ウェブ上に投稿されていた写真をみて、ユニコーンのレインボーのチーズケーキを作ったんです。」
こうしてガーフルレンドに非常に喜んでもらえた後、写真をフェイスブックで投稿。すると、「小さなお菓子が乗って見た目が可愛い」と地元コミュニティで注目を浴びたため、友人や家族を通じ、数ヶ月だけケーキを販売することを決めたという。
結果、なんと飛ぶように売れるように。
こうして楽しいロックダウン期間を過ごした後、やってきた夏。ジョーンズさんは上司から、「職場に戻ってきてもいい」という連絡を受けたという。だがジョーンズさんは、「チーズケーキ事業を続けるか、仕事に戻るか決めなければならなかった。」と悩んだという。
だが、決め手となったのはやり甲斐だった。「今まで、私は誰かのために働くことで、本当に満足したことはありませんでした。これは僕がやりたかった仕事でした。」と語り、最終的にチーズケーキ販売を選んだという。
チーズケーキ屋さんを開店!!
その後もケーキの売り上げは伸び続け、やがて家での販売だけでは需要に対処できなくなってしまったそう。
そこでついに、市内のテナントを借りて、「Big Mike’s Fat Kitchen」をオープンしたのである!
ジョーンズさんによると、開店以来、幸運にも売り切れが続出しており、ノンストップで営業中。店には長い行列ができているという。
現在、2名のスタッフを雇って営業を続けており、ガールフレンドも時間ができると手伝いに来てくれるそう。更には、店舗の拡張や移転もすでに考えているという。
「忙しさにもよりますが、いつも開店から3時間半で売り切れてしまいます。理想でいえば、すべてのお客さんに提供したい。」と展望を見せており、ますますの繁盛が見込まれている。