歴代で初めて保護犬を飼っている大統領
アメリカの歴代大統領45名のうち、ジェームズ・K・ポーク氏、ドナルド・トランプ氏を除いた43名がペットを飼い、生活を共にしてきた。
その種類は猫、オウム、馬、牛などなど、実に様々。とくに犬は突出して多く、ファーストレディになぞらえ「ファーストドッグ」と呼ばれることも多いという。
こうした中、先日大統領に就任したジョー・バイデン氏の愛犬が注目を浴びている。その理由は、歴代で初めての保護犬だったから。
Rescue Puppy Gets Adopted By Joe Biden
Watch this little rescue puppy get adopted by Joe Biden ❤️
The Dodoさんの投稿 2020年11月23日月曜日
1月20日に晴れて大統領となったバイデン氏は、愛犬のジャーマンシェパード「チャンプ」と「メイジャー」とともにホワイトハウス入りした。
先輩犬であるメイジャーは2008年に生まれ、デラウェア州にあるデラウェア人道協会にて引き取ったという。元々メイジャーは多頭飼育の家の生まれだというが、これ以上は飼えないという理由から、同協会に身を寄せていたという。
このつながりから、同協会は保護犬がホワイトハウス入りしたことは歴史的な転換だと考え、オンラインでチャリティーイベントを開催したという。
イベントはZoomで公開されていたというが、7400名以上の愛好家が参加し、協会に対して2000万円(20万ドル)の寄付が集まった。
米メディア「People」によると、コロナウイルス感染拡大を受けペットの飼育に困っている人や、新たな家を探しているペットを助けるために寄付が使われるという。
デラウェア人道協会は、「私たちは大統領に敬意を表し、皆さんのサポートや愛に感謝しています。」「新年を力強い立場でスタートさせ、多くの動物や人々を助けてくれるでしょう。心から感謝しています。」と語っていた。
この報道を見た動物愛護団体やペット関連会社からは感謝の声がたくさん上がっている。バイデン大統領によって、保護犬を迎え入れることがより一般的になることだろう。