自然界に突如現れたクッキーモンスター

鉱石は、長い時間をかけて様々な模様をうみだす。中には珍しいものは宝石として扱われ、時に驚くほどの値段がつけられることも。

だが、今回紹介するこちらの鉱石は、宝石とは違ったベクトルの珍しさで注目されている。

それはなんと・・・

切断面が顔だったから！まるでセサミストリートのクッキーモンスターのようだ。

こちらの鉱石は、ブラジル・ソレダデ近郊で発見されたというメノウ。

動画を掲載した米カリフォルニア大学の地質学者のマイク・バウワーズ氏によると、地元のルーカス・ファッサリ氏が2020年11月に発見したものだという。

投稿においてバウワーズ氏は「これは非常に珍しいものです。フクロウや怖い顔のようなおおまかな模様を見せている有名なメノウはいくつかありますが、ここまで明確に特徴が表れている鉱石はめったにない。価値は非常に高くなる可能性があり、すでに5人のバイヤーから100万円（1万ドル）以上の取引を提案されています。」と明かしている。

ここまではっきりとクッキーモンスターのような顔に仕上がっているのは、まさに自然の奇跡としか言いようがない。穴の形からニコニコ笑って見えるのがなんとも愛らしい。

ちなみにメノウとは、二酸化ケイ素が主成分となっている石英の一種。ジュエリーや印鑑、灰皿などに加工され、市場によく出回っている。

一般的な取引価格自体はそこまで高くないが、今回のように珍しい模様をしているものは、高値がつくこともあるという。

参照元：Daily Mail、Facebook