猫たちの熱い友情!
自由気ままでクールな印象があるが、高い社会性を持つ猫。そこには助け合いの精神もしっかり備わっているようだ。
昨年8月、オランダで農家を営むクラリーケさんという女性は、裏庭に1匹の子猫が迷い込んできたのを発見したという。
今すぐに手を差し伸べてあげたいところだったが、すでに家には3匹の猫が。そのうち1匹は、1年以上前に道端で拾った保護猫だったという。クラリーケさんは、米紙「Love Meow」に対しその時の気持ちを、「私たちは猫は3匹だけで十分だと自分に言い聞かせました」と語る。
だが、飼い猫の1匹である茶トラのスタブロスは迷い猫を見捨てなかった。
一家は子猫が現れるたび、スタブロスは必ず駆け寄っていくことに気づき驚いたという。それだけではなく、家の近くの小屋で仲良く寝ていたり、食べ物を分け与えたりする様子もあったとのこと。
しばらくして、その子猫は外飼いではなく野良猫であることが明らかになり、クラリーケさんはここで保護することを決心。「チャーリー」という名前をつけ、正式に家族として迎えることにしたのである。
チャーリーは家の中に順応するのに多少時間がかかったものの、スタブロスが家での過ごし方をコーチしたためか、トイレの使い方からおもちゃの遊び方まですぐに覚えたそう。
また、チャーリーは徐々に警戒心を解いていき、やがて人間の抱っこやお風呂も嫌がらなくなった。これもすべて、スタブロスが兄貴分として面倒を見てくれたおかげ。住む環境が大きく変わり家族が増えた今でも、2匹はベッドや椅子で一緒に寝ているという。
チャーリーとスタブロス、そして他の猫たちの日常は、インスタグラムにアップされている。愛らしい2匹の成長した姿をご覧になりたい方は、下のリンクからチェックだ!