ずっと行方不明だった愛犬との再会に涙
世の中にはペットにひどい目に遭わせる人もいるが、家族同様に愛情を注ぐ人も多い。たとえ数日間いなくなったとしても、心配で気が気でないことだろう。
今回、アメリカに住む女性が愛犬を失ってしまい、「死んでしまったのでは」と途方に暮れていた。だが、たくさんの人々の協力の結果、見事再会を果たしたとして話題になっている。
Meredith Luckettさんの投稿 2021年2月3日水曜日
この出来事があったのは、アメリカ・テネシー州ナッシュビル。昨年12月下旬、ここに住むメレディス・ラケットさんは車を運転中に事故にあってしまい、愛犬のファーガスとはぐれてしまった。
ファーガスの当時の体重は約90キロ。だが、ミニバンから追突された衝撃でフロントガラスを突き破って飛び出してしまい、パニックになってどこかに走り去ってしまったという。
ラケットさんによると、彼は生後2ヶ月の頃からずっと可愛がっていた大事な家族。一度は「市内の教会の近くで見かけた」という情報が飛び出したものの、事故からなんと2ヶ月もの間、足取りがつかめなくなってしまったという。
この悲痛な叫びを受け、Facebookの地元コミュニティの間で「ファーガスを見つけよう」というグループが結成。およそ1400人もの人々が、ファーガスの情報収集に奔走した。
そんな中、「ファーガスを保護しました」との情報が突如として飛び出した。少し痩せ、軽い怪我を負っていたというが、命に別状はなかったという。
ラケットさんのフェイスブックには再会の瞬間を捉えた動画が投稿され、号泣しながら抱きつく姿が映し出された。それに対しファーガスは、力なくもフリフリと尻尾をふって応える。彼の安心した目を見ると、「よかったね・・・」と声をかけたくなる人も多いだろう。
その愛情あふれる姿は多くの人の心を捉え、5万回以上の再生を記録した。
実に不運な事故だったが、ラケットさんとファーガスが生きて再会できて何よりである。